こんな人にオススメ
・温泉を色んな方法で楽しみたい
・効率よく地獄めぐりがしたい
別府(べっぷ)温泉とは
別府温泉とは、源泉数・湧出量ともに日本一の温泉都市です。
「別府八湯」と呼ばれる8つの温泉郷が有名ですが、今回は別府温泉の地獄めぐりを中心に紹介します。
(別府八湯は、別府、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川)
温泉都市というだけあって、町中から温泉湯気が出ていて旅行情緒もバツグンです。
地獄めぐりとは
地獄めぐりとは、別府市内の変わった特徴を持つ8箇所の温泉地(地獄)を回ることです。
それぞれ変わった色の温泉や、温泉熱を利用した動物飼育、温泉卵などの温泉グルメなど、温泉を色んな方法で堪能することができます。
「地獄」と名前は付いていますが、ホラー要素はないので、小さなお子様でも安心して楽しめるようになっています。
見どころ
それでは、それぞれの地獄を紹介していきます。
山地獄
温泉熱を利用したミニ動物園になっています。
気持ちよさそうに温泉に入るカピバラ。
小動物だけかと思いきや、カバまでいてビックリしました。
お客さんに餌をねだるカバ。
距離が近くて迫力がすごかったです。
(注)カバの昭平くんは2017年に他界したそうです。ご冥福をお祈りします。
海地獄
湯気でほとんど見えませんが、コバルトブルー色の温泉です。
硫酸鉄が融解しているため、青く見えるそうです。
売店も充実しており、温泉熱で作った「地獄蒸しプリン」なども販売しています。
鬼石坊主地獄
灰色の熱泥が、常にポコポコと沸騰し続けているように見えます。
色的に一番地獄らしいかも。
かまど地獄
ここだけで、6種類ほどの地獄があってバリエーション豊富です。
どうしても時間がない人は、かまど地獄だけ行けばいいと思います。
ねばっこい粘土が噴出しています。
こちらにもコバルトブルー色の温泉があります。
原因はわかっていませんが、時間帯によって色合いが変わるらしいです。
あとは飲む温泉もありますが、しょっぱいので注意しましょう。
鬼山地獄
別名「ワニ地獄」とも呼ばれ、温泉熱を利用してワニを飼育しています。
写真に写っていない範囲にも、引くほどワニがいます。
土日の10:00, 14:30に餌やりがありますので、見逃さないようにしましょう。(餌やりの時間)
白池地獄
噴出時は無色透明ですが、温度と圧力の変化によって青白くなるそうです。
熱を利用して、熱帯魚やピラルクなども飼育されています。
竜巻地獄
一定時間毎に温泉が噴き出す「間欠泉」があります。
噴出の間隔は30〜40分で、一回の噴出は6〜10分続きます。
ボーッと見てて、写真は撮り損ねました。
血の池地獄
血の色をした温泉です。
酸化鉄、酸化マグネシウムが含まれているため赤く見えます。
地獄めぐりの締めにふさわしい場所です。
おすすめルート
おすすめの回り方です。 海地獄エリア(徒歩圏) 1.山地獄(共通券では入場不可。動物に興味がなければ飛ばしてもOK) 血の池地獄エリア(徒歩圏) 7.龍巻地獄(売店あり)
2.海地獄(売店、食事処あり)
3.鬼石坊主地獄
4.かまど地獄
5.鬼山地獄(ワニの餌やり:土日10:00, 14:30)
6.白池地獄
バス・車で移動(約3km)
↓
8.血の池地獄(一番大きい売店、食事処あり)
どこから回ってもいいのですが、お土産が一番買いやすい、血の池地獄を最後に持ってきました。
時間の注意が必要なのは、鬼山地獄のワニの餌やりだけです。
楽に回るのであれば、亀の井バスの定期観光バスもおすすめです。
事前に予約が必要なので注意しましょう。
所要時間
1つの地獄にかかる時間は10〜30分ほどです。
全て回ったとしても、移動時間込みで4時間もあれば十分だと思います。
チケット料金
1箇所400円で、7箇所の共通チケットが2000円になります。
共通チケットは各施設の入り口で買えて、有効期限は2日です。(共通チケット情報)
ミニ動物園がある「山地獄」だけは共通チケットで入場できず、別途500円かかるので注意しましょう。
アクセス
最寄りの「別府駅」から海地獄エリアまでバスで20分程度です。
フェリー「さんふらわあ」
関西圏から別府温泉へ行く場合は、大阪南港から出ているフェリーがおすすめです。
おすすめポイント
・船の上にいることを忘れるくらい快適。全然揺れない。
・旅に出ている感じがハンパない。これ重要!
・新幹線で行くよりも安い。個室も思うほど高くない。
・利用する時は、最低でもツーリストベッド(カプセルホテルみたいな感じ)以上を。ツーリスト(雑魚寝)はキツイ。
最後に
別府温泉は入るだけじゃなく、色んな角度から温泉を楽しめる町です。
今まで温泉に興味がなかった人にもオススメできるので、ぜひ足を運んでみて下さい。
周辺の観光情報
由布院
こちらも有名な温泉街。
別府からバスで1時間ぐらいで着くので、合わせて訪れましょう。
美術館などが多めで、ステンドグラス美術館は必見。
中津のから揚げ
別府からは遠いですが、時間に余裕があれば中津の唐揚げを食べに行ってください。
思わず、その日の昼&夜ご飯が唐揚げオンリーになるぐらい旨かったです。
よくイベント会場などで見かける「中津のからあげ!金賞受賞!」みたいなのとは、まったくの別物です。
(ウチは同じ味だよ!という関係者様がいらっしゃいましたら教えてください。見かけたら買います。)
中津は福沢諭吉が幼少期を過ごした場所なので、「福沢諭吉記念館」があります。
日本で始めて刷られた1万円札(お札の通し番号:A 000001 B)などが展示されています。