足立美術館|まるで絵画のような日本庭園(島根) ★★★

2020年6月13日

足立美術館の庭園

こんな人にオススメ

・庭園なんて行ったことがない

・美しいものが見たい

・日本画が好きだ

足立(あだち)美術館とは

足立美術館は、島根県にある庭園と日本画で有名な美術館です。

アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」でも17年連続で日本一に輝いています

庭園にまったく興味がない人にもおすすめできる、一木一草までこだわり抜かれた完璧な美しさを誇る庭園となります。

 

創設者の思い

この美術館は島根県出身の実業家、足立全康(あだちぜんこう)によって創設されました。

「まずは日本庭園を通して四季の美に触れてもらう。
その感動をもって横山大観、ひいては日本画の持つ”美の感動”を味わって欲しい」

という熱い思いが、この庭園には込められております。

見どころ

庭園もまた一幅の絵画である

足立美術館の庭園(寿立庵の庭)

「庭園もまた一幅の絵画である」の信念のもと、名画に匹敵する理想の庭園を目指して造られました。

足立美術館の庭園2

手入れが行き届いていて完璧ではありますが、散策できないのが少しだけ残念です。

 

寿立庵の庭

足立美術館の庭園(寿立庵の庭)

入り口近くにある茶庭です。

この茶室は京都桂離宮の松琴亭を模して造られました。

 

枯山水(かれさんすい)

足立美術館の庭園(枯山水)

枯山水とは水のない庭のことで、足立美術館の主庭になります。

美しくてずっと眺めていたくなる庭園です。

奥に見える山は、戦国時代の毛利が、尼子との合戦の際に本陣を張ったと云われる勝山です。

 

池庭

足立美術館の庭園(池庭)

洋風的な建物との調和を考え、和洋折衷の感覚で造られた庭園です。

池には鯉が泳いでいます。

 

白砂青松(はくさせいしょう)

足立美術館の白砂青松(はくさせいしょう)

白砂青松とは、日本の美しい海岸の例えで、白い砂浜と青々とした松のことです。

日本画家の横山大観に同タイトルの作品があり、その絵画のイメージを表現するために造られた庭園となります。

 

日本屈指のコレクション

足立美術館は日本美術のコレクションも豊富で、横山大観のコレクション数では日本一になります。

他にも、竹内栖鳳や橋本関雪、上村松園などの日本画の巨匠達の作品が一度に鑑賞できます。

僕の大好きな大橋翠石の「虎」も展示されています。

 

所要時間

庭園30〜45分 + 美術館60〜90分で、所用時間2時間程だと思います。

美術館は本館と新館に分かれていて、地下でつながっています。

 

入館料

足立美術館の入り口

チケット料金は大人2300円と安くはないですが、その価値は十分にあります。

土曜日は小中高生が入館料無料(要学生証)なので、利用できる方は上手く活用しましょう。

2年間入館できるパートナーズカード(6000円)もあります。

特典として同伴者が2人まで半額になったり、400円のガイドブックが付いてきたりするので、思ったより高くありません。

 

アクセス

安来駅の外観

最寄りの「安来駅(やすぎえき)」から無料のシャトルバスが30分毎に出ています。

時刻の詳細は公式ホームページを確認ください。

駅前には、どじょうすくいで有名な安来節の像もあります。

足立美術館公式サイト

最後に

足立美術館は、庭園を見たことがない人にもオススメできる日本屈指の庭園です。

庭園だけでなく日本画も充実していますので、美術が好きな人は行って損がありません。

ぜひ足を運んでみて下さい。

 

周辺の観光情報

出雲大社

言わずと知れた縁結びの神様です。

ちょっと遠いですが、せっかく島根に来たからには寄っておきましょう。

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