耕三寺|ヨーロッパ建築も楽しめるハイブリッド寺院(広島) ★★

2020年7月24日

耕三寺の未来心の丘

こんな人にオススメ

・ヨーロッパ気分を味わいたい

・ド派手な仏教建築が見たい

・画家の平山郁夫が好きだ

耕三寺(こうさんじ)とは

耕三寺は、広島県の生口島(いくちじま)にある浄土真宗の寺院です。

ただの寺院ではなく、本格的な洞窟やヨーロッパ風の現代建築があったりと、日本で一番ジャンル分けが難しい寺院になっています。

 

「母の寺」として建立

耕三寺の山門

耕三寺は、実業家の耕三寺耕三(旧名:金本 福松)が母親への感謝を込めて、故郷である生口島に建立したのが始まりです。

世の中のすべてのお母様にありがとうと心から手を合わせる「母の寺」として親しまれています。

 

寺院の見どころ

敷地内にはたくさんの寺院がありますが、ほとんどは日本の有名寺院を模倣したものです。

その中から少しだけ紹介します。

孝養門(こうようもん)

耕三寺の孝養門(日光東照宮)

栃木県の日光東照宮をオマージュしたもので、「西の日光」とも呼ばれています。

しかし偽物と侮ってはいけません。

文部科学省に1組だけ残されていた日光東照宮の図面を借り受け、10年の歳月をかけて造られた本格派なのです。

耕三寺の孝養門(日光東照宮)

その豪華絢爛さは、本物にも負けていません。

 

本堂

耕三寺の本堂

本堂は、十円玉で有名な平等院鳳凰堂を参考に建立されています。

屋根の上には、一万円札に登場する鳳凰像もちゃんといます。

 

潮聲閣(ちょうせいかく)

耕三寺の庭園

昭和4年に別荘として建てられたもので、豪華な室内装飾や庭園などを楽しむことができます。

建物は和洋折衷となっており、大正ロマンが溢れる仕様になっています。

耕三寺の格天井

絵入りの格天井(ごうてんじょう)が特にキレイで、見ていたら首が痛くなりました。

 

千仏洞地獄峡(せんぶつどうじごくきょう)

耕三寺の洞窟(千仏洞地獄峡)

洞窟は、地下約15m・全長350mもある大規模なものです。

浄土教の祖、源信僧都(げんしんそうず)の教えを視覚的に表現した内容となっています。

本格的な洞窟

耕三寺の洞窟(千仏洞地獄峡)

ワクワクする感じの洞窟が続きます。

少しグロテスクな地獄なども出てくるため、小さいお子様は注意が必要です。

 

神秘的な空間

耕三寺の洞窟(千仏洞地獄峡)

進むと大量の仏像様が安置されている広いエリアに出ます。

滝も流れていて、こんな寺院初めて。

 

救世観音大尊像(くぜかんのんぞう)

耕三寺の救世観音大尊像

奈良県の法隆寺、夢殿・秘仏救世観音が手本となっています。

高さは15mもあるため迫力抜群です。

色使いが鮮やかすぎる気もしますが、現代の素朴な木の仏像は塗装が剥げているだけで、製作当時はケバケバしいものも多かったとか。

 

未来心の丘(みらいしんのおか)

耕三寺の未来心の丘

家族愛をテーマに、広島県出身の彫刻家 杭谷一東(くえたにいっとう)によって製作された大理石の庭園です。

まるでヨーロッパにワープしたかのような異世界感があります。

 

大理石は全てイタリア製

耕三寺の未来心の丘(みらいしんのおか)

5000平方メートルの敷地に使用されている3000トンの大理石は、全てイタリアから運んだと言うから驚きです。

 

光明の塔

耕三寺の未来心の丘

彫刻は11種類ほど展示されていて、仏教護法の十二天(仏教を守る12神)がモチーフになっています。

「光明の塔」の場合は、太陽を神格化した「日天(にってん)」が表現されていて、西に沈む太陽に合掌している様子を表しています。

 

入館料と所要時間

チケット料金は大人1400円で、寺院としては安くありませんが見応えは十二分にあります。

所要時間は90〜120分ぐらいです。

 

アクセス

新幹線も止まる「三原駅」からフェリーで行くのがおすすめです。

「マルト汽船」と「弓場汽船」の2社が運行しており、大体30分に1便ありますので到着時間に合わせて利用しましょう。

アクセス:耕三寺公式サイト

最後に

耕三寺はお寺なんだけど、洞窟あり、現代建築ありで3度おいしい謎の存在です。

決して他では味わえない組み合わせを、ぜひ堪能してみてください

 

周辺の観光情報

向上寺(こうじょうじ)

耕三寺から徒歩10分のところにある曹洞宗の寺院です。

山頂まで行くには少し体力を使いますが、頂上からは瀬戸内海や三重塔の素晴らしい景観が広がります。

画家で有名な平山郁夫(ひらやま いくお)の故郷でもあり、幼少期にはこの山でよく遊んでいたそうです。

近くに平山郁夫美術館もありますので、興味のある方は行ってみましょう。

 

スポンサーリンク

-山陰・山陽
-, , ,

© 2021 かべごえ旅行絵巻