箱根ガラスの森美術館|ヨーロッパ気分を手軽に味わえる美術館( 神奈川) ★★

2021年4月4日

箱根ガラスの森美術館の風景

こんな人にオススメ

・箱根の観光施設が多すぎて、どこに行けばいいか分からない

・ヨーロッパ気分を楽しみたい

・観光地にあるガラス施設は退屈だと思っている
 

箱根ガラスの森美術館とは

箱根ガラスの森美術館の風景

神奈川県にある「箱根ガラスの森美術館」は、イタリアの水の都「ヴェネツィア」をモチーフにした美術館です。

日本とは思えないヨーロピアンな風景が楽しめて、ガラスの体験工房やレストランも充実しています。

今回は、箱根に行ったら絶対に訪れたい「箱根ガラスの森美術館」を紹介していきます。

 

ヴェネチアングラスとは

箱根ガラスの森美術館の内観

ヴェネチアと言えば、水路に浮かぶゴンドラが有名ですが、ガラスの街としても知られています。

13世紀頃に、「ガラス工芸の技術を独占すれば、ヨーロッパで大儲け出来るじゃん」と考えたヴェネチア共和国が、当時のガラス職人たちをヴェネチアのムラーノ島に強制移住させたのが始まりになります。(ガラス制作には火を使うので、街中の火事防止の目的もありました)

「島外に逃げ出した者は死罪」という非常に厳しい条件でしたが、素晴らしいガラス作品を作った工房には多額の恩賞が与えられたので、職人たちは互いに競争して世界一とも言えるガラスの街に発展していきました。

 

ベルサイユ宮殿の「鏡の間」も製作

ベルサイユ宮殿の鏡の間
フランス ベルサイユ宮殿の「鏡の間」

フランスのベルサイユ宮殿で有名な「鏡の間」を製作したのも、ヴェネチアの職人たちです。

左の壁一面が鏡になっていて、ここまで綺麗に映る鏡は、当時は彼らにしか作れませんでした。

ちなみに、このときにヴェネチアの職人たちから技術を継承したのが、今のフランスのガラス会社「サンゴバン」です。
日本の「旭硝子株式会社(AGC)」と世界のトップシェア争いをしているガラスメーカになります。

高い技術力

箱根ガラスの森美術館の鷹の爪のゴブレット
17世紀初頭に作られたゴブレット

ヴェネチアの技術力の高さは凄まじく、17世紀に作られた作品でも「現代の作品です」と言われたら納得してしまいそうなレベルです。

天才たちを一箇所に集めると刺激し合って更に良いものが出来るのは、どの業界でも同じですね。

箱根ガラスの森美術館には多くのガラス作品が展示されていて、コレクションの質の高さでは国内トップクラスになっています。

 

美術館の園内へ

箱根ガラスの森美術館の入り口

それでは箱根ガラスの森美術館に入っていきます。

入口からヨーロッパ風で、狛犬のようにライオンが置かれています。

余談ですが、ライオンが日本に伝わって作られたのが狛犬になります。
たしかに狛犬って、普通の犬じゃなくて首回りがフサフサしていますよね。

 

光の回廊(ひかりのかいろう)

箱根ガラスの森美術館の光の回廊

園内に入ると、そこは水の都ヴェネチアです。

最初に目を引くのは約16万粒のクリスタルガラスを使った、高さ9mのアーチ「光の回廊」です。

風に揺れてキラキラしていて、非常にキレイです。

 

チフーレの作品

箱根ガラスの森美術館のチフーレの作品

この白いモジャモジャしたものは、アメリカのガラス作家デイル・チフーレの「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」です。

箱根ガラスの森美術館が、ヴェネツィアのムラーノ・ガラス美術館と姉妹館提携をしたときに記念で作られました。

「ヴェネチアングラスの美術館で、何でアメリカ人の作品?」と思うかもしれませんが、チフーレはヴェネチアに留学経験もあって強い影響を受けている作家になります。

 

美術館に住むマガモ

箱根ガラスの森美術館のマガモ

美術館の庭園には、多くのマガモが暮らしています。

施設側で管理しているのではなく、他所から飛来したマガモが住み着いているそうです。

箱根ガラスの森美術館のマガモ

こっちのマガモは昼寝をしていました。

人に慣れすぎているせいか、あまり警戒心がないようでした。

 

ヴェネチアン・グラス美術館

箱根ガラスの森美術館のヴェネチアン・グラス美術館

園内にあるヴェネチアン・グラス美術館は、ヨーロッパの宮殿を思わせる作りになっています。

「イタリアの〇〇宮殿に行ってきました!」と言われても、普通に信じてしまいそうな空間です。

箱根ガラスの森美術館のヴェネチアン・グラス美術館のゴブレット

部屋にはヴェネチアングラスが展示されています。

このゴブレットは1500年頃の作品で、イタリアの貴族やロスチャイルド家の手を渡って来たものになります。

500年の時を経て日本で展示されているって、感慨深いものがありますね。

箱根ガラスの森美術館のヴェネチアン・グラス美術館のタコ

チャーミングな目をした、タコの作品です。

足にはラスター彩(表面がキラキラ虹のように見える技法)が使われていて面白い作品です。

箱根ガラスの森美術館のヴェネチアン・グラス美術館のろうそく立て

あまり夜中に出会いたくないタイプのキャンドル立てです。

不気味な笑顔のせいで、手に持っているものがナイフにしか見えなくなってきます。

 

現代ガラス美術館

箱根ガラスの森美術館の現代ガラス美術館

現代作家たちの作品が展示されているのが、「現代ガラス美術館」です。

ジュゼッペ・バロヴィエール

箱根ガラスの森美術館のジュゼッペ・バロヴィエールの「風にそよぐグラス」

ヴェネチア出身のジュゼッペ・バロヴィエールが、1895年に発表した「風にそよぐグラス」です。

なんと作品名の通り、実際に風が吹けばユラユラと動くように作られています。

さすがに展示物はケースに納められているので風の影響を受けませんが、映像は近くのモニターで確認することが出来ます。

リヴィオ・セグーゾ

箱根ガラスの森美術館のリヴィオ・セグーゾ

こちらも本場ヴェネツィアのガラス作家、リヴィオ・セグーゾの作品です。

どうなっているのかもよく分かりませんが、幻想的です。

 

デイル・チフーリ

箱根ガラスの森美術館のデイル・チフーリ

屋外に展示されていた白いモジャモジャに続いて、こちらもチフーレの作品です。

彼は事故で左目を失ったり、片腕が動かなくなっても製作することを諦めず、今でもスタッフに指示を出す形で制作を続けています。

箱根ガラスの森美術館のデイル・チフーリのイケバナシリーズ

チフーレは日本の生け花からインスピレーションを受けて、花器に見立てた「イケバナシリーズ」を発表しています。

花器と花が融合して食虫植物みたいになってます。

 

園内のランチについて

箱根ガラスの森美術館のレストラン

箱根ガラスの森美術館には、パスタやスイーツが食べられるカフェレストランがあります。

ただし混んでいる場合が多いので、オープン直後とかじゃないと結構待つことになると思います。

本格的なカンツォーネの生演奏は、レストランの外に居ても普通に聞こえてきます。(2021年4月4日時点では、コロナの影響で演奏は中止中)

箱根ガラスの森美術館のスフォリアテッレ

軽食なら園内のキッチンカーでも販売していて、ほとんど並ぶ必要もないのでオススメです。

僕は「スフォリアテッレ」と言う、名前が覚えられそうにないやつを買いました。

イタリア生まれのパイ生地状の焼き菓子で、普通にレベルが高かったです。

 

所要時間と混雑具合

箱根ガラスの森美術館のヴェネチアングラス美術館野中

滞在時間はざっと回って2時間ぐらいで、食事をするならその分の時間も必要です。

敷地が広くて人が分散しているので、そんなに混雑する場所はありません。

良くも悪くもガラス作品を素通りする人も多いので、ゆっくりと鑑賞することが出来ます。

 

営業時間と料金・お得な割引

箱根ガラスの森美術館の入り口
営業時間10:00〜17:30(季節により変更あり)
定休日冬季休館あり:成人の日(1月の第2月曜日)から2週間
運賃大人1800円、大高生1300円、小中生600円
公式サイト営業時間・料金(最新情報を確認下さい)

チケット料金は、下のリンクを見せれば100円引きになります。

割引ページ:公式サイト

箱根ガラスの森美術館の近くにある「星の王子様ミュージアム」とのセット券だと、500円ぐらい安くなるのでオススメです。

 

アクセス

箱根湯本駅の外観
住所〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
電話番号0460-86-3111
バス・小田原駅から箱根登山バスで40分(湖尻桃源台行)
・箱根湯本駅から箱根登山バスで25分(湖尻桃源台行)
・強羅駅から観光施設めぐりバスで20分(S又はM路線) 
駐車台数と駐車料金・隣接有料駐車場(150台) 1日300円
・第三駐車場(徒歩5分) 無料
公式サイト来館案内(最新情報を確認下さい)

箱根湯本駅から箱根登山バスで行くのが、時間的にも一番オススメです。

箱根フリーパスも使えるので経済的ですし。

箱根フリーパス:公式サイト

 

地図

最後に

箱根ガラスの森美術館の風景

箱根ガラスの森美術館は、日本にいることを忘れてしまいそうになるほどキレイな美術館です。

ガラスコレクションの質も非常に高くて、見応えのある施設になります。

箱根にある観光施設の中でもトップクラスにオススメなので、箱根に行った際は訪れてみてください。

 

 

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