旭山動物園|動物たちの魅力を引き出す「行動展示」の先駆者(北海道) ★★

2021年1月2日

旭山動物園のレッサーパンダ

こんな人にオススメ

・動物たちの生き生きとした姿が見たい

・北海道に行く予定だ

・旭山動物園に一度は行ってみたい

旭山動物園とは

旭山動物園の入り口

旭山動物園は、北海道の旭川市にある動物園です。

動物たちの能力や習性を生かして、自然本来の姿を見せる「行動展示」のブームを巻き起こした施設です。

そんな旭山動物園について紹介します。

旭山動物園のこだわり

動物への愛情あふれる手書きポップ

旭山動物園の手書きポップ

旭山動物園の解説は、ほとんどが手書きです。

ちょっとした疑問からマニアックなことまで、飼育員が伝えたいことがビッシリ書き込まれています。

その解説の充実ぶりは日本屈指です。

 

「伝えるのは、命」

旭山動物園の思い

旭山動物園は、「動物の本来の姿を知ってもらうことで、動物や環境保全のことを考えるキッカケになって欲しい」という理念を掲げています。

その思いが、自然に近い環境で動物の特性を知ってもらう「行動展示」にも繋がっていきます。

キレイゴトだけじゃなく、動物園を「人間のエゴで動物を閉じ込めている場所です」と断言している施設が、日本にいくつあるでしょうか。
(そういうのも全て分かった上で、動物園にできることを模索している感じですね)

 

旭山動物園の見どころ

それではさっそく、旭山動物園の見どころを紹介していきます。

ホッキョクグマ

旭山動物園のほっきょくぐま

雪国と言えば(?)、ホッキョクグマですね。

なんか行儀良く座っている姿が、犬みたいでキュートでした。

旭山動物園のほっきょくぐま

「シールズアイ」という、ドーム型の窓からも見学できます。

ドームが少し汚かったのが、ちょっと残念でした。

 

ペンギン

旭山動物園のペンギン

こちらも雪国のイメージがあるペンギンです。

4種類のペンギンがいるらしいですが、2パターンぐらいしか分からない・・・。(キングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種)

 

もぐもぐタイム

旭山動物園のもぐもぐタイム

「もぐもぐタイム」という、動物たちに餌をあげる時間帯があので、なるべく見るようにしましょう。

スケジュールは園内に貼り出されています。

旭山動物園のもぐもぐタイム

バッチリ、カメラ目線で対応してくれます。

 

ゴマアザラシ

旭山動物園のゴマアザラシ

ゴマフアザラシです。

めちゃめちゃ気持ち良さそうに浮いていました。

旭山動物園のマリンウェイ

旭山動物園に導入されて、一躍有名になった「マリンウェイ」という円柱型の水槽です。

でもタイミングが悪いと、なかなかアザラシが通ってくれません。

諦めて去ろうとしたときに通ったので、ちょっと写真がブレました。

 

レッサーパンダ

旭山動物園のレッサーパンダ

みんなの人気者、レッサーパンダです。

「行動展示」の最たるもので、レッサーパンダが能力を発揮できるように、色々なアイテムが置かれています。

しかも、それでちゃんと遊んでくれます。

旭山動物園のレッサーパンダ

吊り橋もあって、ほとんど柵もない状態ですが脱走することはありません。

レッサーパンダは高いところが好きで、警戒心も強いので自分の縄張り以外には行かないそうです。

旭山動物園のレッサーパンダ

レッサーパンダのお腹が黒いのは、下から見つかりづらくするためだったのか。

旭山動物園のレッサーパンダ

たしかに、「なんで人間は登ってこないんだろう?」って感じのリアクションです。

 

きりん

旭山動物園のキリン

動物園と言えばキリンですが、旭山動物園は見学場所が一味違いました。

きりんの足元にある、ガラスの部屋から見上げることができます。

旭山動物園のキリン

かなり近くでキリンが見れます。

迫力満点で、「キリンって竜みたい」と初めて思いました。

 

他の動物たち

他にもライオンやカバ、カピバラなど有名な動物は一通り飼育されています。

ざっと他の動物たちを紹介しておきます。

イボイノシシ

旭山動物園のイボイノシシ

ライ○ンキングでおなじみの、イボイノシシです。

「イボイノシシって、あんまり動物園では見かけないよな〜」って思って調べてみると、国内では旭山動物園と富士サファリパークでしか飼育されていない、まさかの激レア生物でした。

もうちょっとプッシュされてもいいんじゃないだろうか。

あと、自然環境に近づけるためとはいえ、ぜったい掃除が大変です。

 

 シロフクロウ

旭山動物園のシロフクロウ

ハリーポッターの映画で、一躍有名になったシロフクロウです。

野生ではツンドラ地帯というメチャ寒い地域に生息して、ごく稀に北海道でも見かけることがあるそうです。

夢がありますね。

 

シンリンオオカミ

旭山動物園のニホンオオカミ

オオカミの中では一番体が大きい、シンリンオオカミです。

なぜかずっとポージングしてくれていました。

一番高いところにいるのが、多分ボスですね。

 

入場料と所要時間

旭山動物園の園内

入場料は大人1000円で、年パスが1400円です。(関西在住ですが、思わず年パスを買いました。)

所要時間は、ゆっくり回って3時間ぐらい。

北海道の施設ですが、驚くような広さではないので自由に散策していいと思います。

動物たちに餌をあげる「もぐもぐタイム」の時間に固執すると、坂が多い園内を行ったり来たりすることになるので、あまりオススメしません。

 

アクセス

電車とバスで行くと、札幌駅から3〜4時間ぐらいです。

地図を見ていると札幌から近そうな雰囲気がありますが、気のせいです。

楽をするなら、札幌からのバスツアーもオススメです。
(青い池とかもセットで付いてきますし)

【札幌発】旭山動物園+青い池バスツアー:予約サイト

 

最後に

旭山動物園は日本一環境の厳しい動物園とも言われ、一時期は廃園の危機でした。

でも当時の旭川市長や飼育員たちの尽力で、日本では珍しかった「行動展示」を成功させます。

2006年には月間入場者数で、東京の上野動物園にも勝って日本一になりました。
(こんな北の大地で・・・)

最近はブームも落ち着いて、「行動展示」も全国の動物園に導入されて特別感は無くなりましたが、原動力となった動物への愛情は健在です。

一度は足を運んでみてください。

 

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