こんな人にオススメ
・北海道に行く予定だ
・旭山動物園に一度は行ってみたい
旭山動物園とは
旭山動物園は、北海道の旭川市にある動物園です。
動物たちの能力や習性を生かして、自然本来の姿を見せる「行動展示」のブームを巻き起こした施設です。
そんな旭山動物園について紹介します。
旭山動物園のこだわり
動物への愛情あふれる手書きポップ
旭山動物園の解説は、ほとんどが手書きです。
ちょっとした疑問からマニアックなことまで、飼育員が伝えたいことがビッシリ書き込まれています。
その解説の充実ぶりは日本屈指です。
「伝えるのは、命」
旭山動物園は、「動物の本来の姿を知ってもらうことで、動物や環境保全のことを考えるキッカケになって欲しい」という理念を掲げています。
その思いが、自然に近い環境で動物の特性を知ってもらう「行動展示」にも繋がっていきます。
キレイゴトだけじゃなく、動物園を「人間のエゴで動物を閉じ込めている場所です」と断言している施設が、日本にいくつあるでしょうか。
(そういうのも全て分かった上で、動物園にできることを模索している感じですね)
旭山動物園の見どころ
それではさっそく、旭山動物園の見どころを紹介していきます。
ホッキョクグマ
雪国と言えば(?)、ホッキョクグマですね。
なんか行儀良く座っている姿が、犬みたいでキュートでした。
「シールズアイ」という、ドーム型の窓からも見学できます。
ドームが少し汚かったのが、ちょっと残念でした。
ペンギン
こちらも雪国のイメージがあるペンギンです。
4種類のペンギンがいるらしいですが、2パターンぐらいしか分からない・・・。(キングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種)
もぐもぐタイム
「もぐもぐタイム」という、動物たちに餌をあげる時間帯があので、なるべく見るようにしましょう。
スケジュールは園内に貼り出されています。
バッチリ、カメラ目線で対応してくれます。
ゴマアザラシ
ゴマフアザラシです。
めちゃめちゃ気持ち良さそうに浮いていました。
旭山動物園に導入されて、一躍有名になった「マリンウェイ」という円柱型の水槽です。
でもタイミングが悪いと、なかなかアザラシが通ってくれません。
諦めて去ろうとしたときに通ったので、ちょっと写真がブレました。
レッサーパンダ
みんなの人気者、レッサーパンダです。
「行動展示」の最たるもので、レッサーパンダが能力を発揮できるように、色々なアイテムが置かれています。
しかも、それでちゃんと遊んでくれます。
吊り橋もあって、ほとんど柵もない状態ですが脱走することはありません。
レッサーパンダは高いところが好きで、警戒心も強いので自分の縄張り以外には行かないそうです。
レッサーパンダのお腹が黒いのは、下から見つかりづらくするためだったのか。
たしかに、「なんで人間は登ってこないんだろう?」って感じのリアクションです。
きりん
動物園と言えばキリンですが、旭山動物園は見学場所が一味違いました。
きりんの足元にある、ガラスの部屋から見上げることができます。
かなり近くでキリンが見れます。
迫力満点で、「キリンって竜みたい」と初めて思いました。
他の動物たち
他にもライオンやカバ、カピバラなど有名な動物は一通り飼育されています。
ざっと他の動物たちを紹介しておきます。
イボイノシシ
ライ○ンキングでおなじみの、イボイノシシです。
「イボイノシシって、あんまり動物園では見かけないよな〜」って思って調べてみると、国内では旭山動物園と富士サファリパークでしか飼育されていない、まさかの激レア生物でした。
もうちょっとプッシュされてもいいんじゃないだろうか。
あと、自然環境に近づけるためとはいえ、ぜったい掃除が大変です。
シロフクロウ
ハリーポッターの映画で、一躍有名になったシロフクロウです。
野生ではツンドラ地帯というメチャ寒い地域に生息して、ごく稀に北海道でも見かけることがあるそうです。
夢がありますね。
シンリンオオカミ
オオカミの中では一番体が大きい、シンリンオオカミです。
なぜかずっとポージングしてくれていました。
一番高いところにいるのが、多分ボスですね。
入場料と所要時間
入場料は大人1000円で、年パスが1400円です。(関西在住ですが、思わず年パスを買いました。)
所要時間は、ゆっくり回って3時間ぐらい。
北海道の施設ですが、驚くような広さではないので自由に散策していいと思います。
動物たちに餌をあげる「もぐもぐタイム」の時間に固執すると、坂が多い園内を行ったり来たりすることになるので、あまりオススメしません。
アクセス
電車とバスで行くと、札幌駅から3〜4時間ぐらいです。
地図を見ていると札幌から近そうな雰囲気がありますが、気のせいです。
楽をするなら、札幌からのバスツアーもオススメです。
(青い池とかもセットで付いてきますし)
最後に
旭山動物園は日本一環境の厳しい動物園とも言われ、一時期は廃園の危機でした。
でも当時の旭川市長や飼育員たちの尽力で、日本では珍しかった「行動展示」を成功させます。
2006年には月間入場者数で、東京の上野動物園にも勝って日本一になりました。
(こんな北の大地で・・・)
最近はブームも落ち着いて、「行動展示」も全国の動物園に導入されて特別感は無くなりましたが、原動力となった動物への愛情は健在です。
一度は足を運んでみてください。