こんな人にオススメ
・池が青い理由や、注意事項を知っておきたい
・北海道でおいしいものが食べたい
美瑛・富良野(びえい・ふらの)とは
美瑛・富良野は、北海道の中央に位置する地域です。(旭川市の近く)
美瑛の「青い池」はMacの壁紙にも採用されて、一躍有名な観光地になりました。
でも訪れるタイミングや、池が出来た理由を知らないとガッカリしてしまう可能性もあるので、注意事項と合わせて紹介していきます。
池が出来た理由
実は青い池は、自然に出来たものではありません。
火山泥流(火山が原因で起こる土石流みたいなもの)の災害対策として小さいダムが造られて、そのダムに湧き水が溜まったものです。
なので池の端はコンクリートが丸見えで、土のうも積まれています。
正直、「大自然が創り出したんじゃないのか。せっかく北海道の奥まで来てるのに・・・。」という気分になりました。
池が青い理由
世の中には「青い池」がいくつかありますが、青く見える理由は次のどっちかです。
①青く見える成分が水に溶け出している
②水の透明度が高すぎて、屈折率の高い青色以外が吸収されている
美瑛の青い池の理由は①で、水の中に溶けた水酸化アルミニウムが原因です。
(波長の短い青い光が乱反射する=青く見えます)
湧き水は自然のものなので安心してください。
青い池がキレイに見える季節と時間帯
青い池は、訪れる季節にも注意が必要です。
冬は池が凍って、雪に覆われることもあるので避けた方が無難です。(冬は代わりにライトアップをしています)
春から初夏も、雪解け水が入ってくると、池がキレイに青く見えなくなります。
なのでオススメの時期は7〜10月で、時間帯は日光が入りやすい午前中〜午後一番になります。
それでも当日が曇りだったときは、ちょっと残念な結果になるので、次に紹介する「ファーム冨田」とセットで行くことをオススメします。
ファーム冨田とは
「ファーム冨田」は、ラベンダー畑で有名な観光地です。
青い池から車で30分ぐらいのところにあります。
ラベンダーの見頃は、7月中旬〜下旬です。(写真は7月16日に撮影)
見頃が短すぎますが、ラベンダー以外の花もあるので7〜9月はいつ行っても楽しむことができます。
一面に花が咲いているので、北海道らしい大自然を味わうことが出来ます。
ちょっと標高が高い場所にあるので、ロケーションもバッチリです。
富良野グルメもいっぱい
ファーム冨田の入口では、色んな北海道グルメを堪能できます。
もし雨でも降って景観が残念なことになっていたら、やけ食いして忘れましょう。
富良野メロン
富良野は1日の寒暖差が大きいので、メロンの栽培に適した環境です。
そんな富良野メロンを、カットサイズでお得に食べることが出来ます。
(僕が行ったときは一切れで300円、二切れで500円でした。)
FURANO PIZZA(ふらのぴざ) by HOKKAIDO PIZZA giocoso
ここのピザは絶対食べてください。
北海道産の食材を生かすことにこだわっていて、6月〜10月の間だけ限定オープンしています。
最初に一切れだけ買って、めちゃくちゃ美味しかったので、思わず帰り際に二切れ目を購入しました。
イタリアのトップレベルと張り合えるレベルなんじゃないかと思います。
(イタリアのピザ、あんまり食べたことないけど)
旭川にある本店は一年中営業しているので、冬でもぜひ行ってみて下さい。
HOKKAIDO PIZZA giocoso 公式ホームページ
ピザ・アクロバット・パフォーマンス
ここのピザ屋さんは、ピザの生地をクルクル回したりするピザアクロバットの凄腕です。(「フィノグロッソ」というチームです。)
どれぐらいスゴイかと言うと、ラスベガスで開かれる世界大会でも優勝しているほどです。
そんな競技があるだけでも驚きですが、世界大会まで開かれているとは世の中は広いですね。
ゆでトウモロコシ
北海道の観光地でよく見かける、ゆでトウモロコシです。
(旅行中は、1日2本は食べていました。)
おいしいトウモロコシ屋さんを見分けるポイントは、「朝とってきました」の記載があるかどうかだと思っています。
野菜も生き物なので、収穫した瞬間から死んでいきます。
ぜひ、現地の採れたての美味しさを堪能しましょう。
アクセス
旭川から出発するバスツアーでの参加がオススメです。(6〜8月だけ運行)
公共交通機関で回ろうとすると、青い池とファーム富良野の接続が絶望的に悪いです。
最後に
美瑛の青い池は、見に行く時期を考えたり、池が出来た経緯を知っておいた方がいい観光地です。
当日の天気が悪ければイマイチな景観になってしまうので、ファーム冨田や次に紹介する旭山動物園などと組み合わせて訪れましょう。
おすすめ観光地
旭山動物園
旭川市にある「旭山動物園」です。(最初、旭かわ動物園と呼んでました・・・)
動物の習性を利用した「行動展示」のブームを巻き起こした動物園です。
例えば写真のレッサーパンダは、「柵とか無いし、逃げないの?」と思いますが、非常に警戒心が強い動物なので、自分の縄張りからは絶対に出ないそうです。
料金も1000円と安く、年パスでも驚異の1400円です。
(関西在住なのに、思わず年パスを買いました。)
白川山地の青い池
青い池が見たい場合は、青森の白川山地がオススメです。
大自然が創り出した池で、透明度が抜群に高すぎるせいで青く見えます。
池の底まで見えるほど透明なのに、めちゃくちゃ青いので不思議な感覚になります。
こっちの池も天候に左右されますが、道中に観光スポットが多いのでリカバリーできます。
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