記事の要約
・成川美術館を紹介
・展望ラウンジからの眺めはバツグン
・中国美術(翡翠・象牙彫刻)の展示も少しあり
成川美術館とは
成川美術館は、神奈川県の箱根にある美術館です。
コレクションの中心は日本画ですが、新鋭作家の作品も積極的に展示している面白い施設です。
美術品だけでなく、展望ラウンジからは富士山の景色も楽しめる「成川美術館」について紹介していきます。
成り立ちについて
成川美術館は、実業家の成川實氏が作った私設の美術館です。
個人で集めた平山郁夫や山本丘人の作品を中心に、4000点近くを収蔵しています。
日本画の代表的な作家は大体網羅しているので、「一通り有名作家を見たい」というニーズにも対応しています。
新鋭作家の作品も多数展示
成川美術館は、「新しい日本美術の未来を切り開くこと」を使命に掲げています。
僕が行った時も、並木恒延(なみきつねのぶ)という漆の技法で現代的な絵を描く、ちょっと変わった作家を展示していました。
年に4回の展示変えがあるみたいですが、もっと自宅から近ければ通いたいレベルです。
展望ラウンジ
展望ラウンジからは、富士山と芦ノ湖が一望できます。
山本丘人(やまもときゅうじん)の作品から名前を取ったカフェ「季節風」では、景色を見ながらお茶することも出来ます。
箱根の魅力が詰まった1枚を撮ることが出来ます。
箱根を代表する風景ということで、NHKのお天気カメラも設置されています。
中国美術の展示もあり
メインは日本画の美術館ですが、中国美術の展示もあります。
超緻密な象牙彫刻が、展望ラウンジに置かれているので見逃さないようにしましょう。
(写真は伊豆の美術館「ジュエルピア」で撮ったものです。気が遠くなるような造形の細かさです。)
庭園
成川美術館の敷地には、立派な杉が植わっています。
入り口の門から美術館へ着く間にあるので、見逃さないようにしましょう。
ちなみに成川美術館はちょっとした高台にありますが、登りはエスカレーターがあるので安心です。
所要時間と混雑具合
大きい美術館ではないので、ざっと見たとして所要時間30分ぐらい。
美術好きの人でも1時間ぐらいかなと思います。
僕が行ったのは年末年始ですが、混雑はありませんでした。
営業時間と入場料、お得な割引
営業時間 | 9:00~17:00 | |
定休日 | 年中無休 | |
拝観料 | 大人1300円、大学生・高校生900円、中学生・小学生600円 | |
公式サイト | 利用案内(最新情報を確認下さい) |
箱根フリーパスを持っていれば、料金が200円引きになります。
アクセス
住所 | 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根570番 | |
電話番号 | 0460-83-6828 | |
駐車台数 | バス15台、乗用車70台 | |
駐車料金 | 無料 | |
公式サイト | 交通アクセス(最新情報を確認下さい) |
元箱根港から歩いて5分ぐらいで、美術館に着きます。
ルートは「箱根ロープウェイ(大涌谷) → 箱根海賊船 → 元箱根港 → 徒歩」がオススメです。
このルートが良い理由は、ロープウェイの運休の影響を受けにくいからですが、詳しくは箱根海賊船のページで解説しています。
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箱根の交通状況(まとめて箱根の交通状況が分かるので便利)
地図
最後に
成川美術館は、絵画だけじゃなくて富士山の眺めも楽しめる、2度美味しい施設です。
美しい富士山を見ながらゆっくり休憩したい時や、美術好きの人は、ぜひ訪れてみてください。
ちなみに夏で条件が良いと真っ赤に染まる「赤富士」が見れるそうですが、冬の夕方に行っても「ちょっとだけ赤富士」を見ることが出来ました。
言ってしまえば夕焼けに照らされているだけですが、生で見るとちょっと神々しい感じです。