こんな人にオススメ
・オススメの時間帯は?
・注意事項があれば知っておきたい
さっぽろ雪まつりとは
さっぽろ雪まつりは、札幌市で1950年から開催されている雪と氷の祭典です。
毎年2月上旬の開催期間中は、メイン会場の大通公園が雪像で埋め尽くされます。
そんな雪まつりの見どころや、行くときの注意事項を紹介していきます。
2021年の開催は?
2021年はコロナの影響でオンライン開催になりました。
「今年のさっぽろ雪まつりは、あなたが作る!」
のキャッチコピーの通り、昔の雪まつりのフォトコンテストや、歴史を振り返る動画などが配信される予定です。
雪まつりの魅力
さっぽろ雪まつりでは、大きいものから小さいものまで、雪像が100基以上展示されます。
入場料などは必要なく、期間中は好きな時間に見ることができます。
高さが15mにもなる大雪像の制作には、自衛隊が「野戦築城訓練」の名目で協力しています。
誰もいない所で訓練しているより、よっぽど有意義ですね。
それでは早速、作品を紹介していきます。(2019年のものです)
これもかなり大きい雪像で、貨物列車を題材にした作品です。
北海道の食材などを運ぶ「RED BEAR」と呼ばれる車両で、本物と同じぐらいのサイズになります。
日清食品は毎年スポンサーになっていて、いつも巨大なカップヌードルを制作しています。
これも高さは6mほどあって、なぜか右側が滑り台になっています。
イベントも目白押し
雪まつりの開催期間中は、昼夜を問わずステージイベントがあります。
中でも、夜のプロジェクションマッピングは必見です。(無い年もあるかも)
プロジェクションマッピングは全国に普及しましたが、ここまでのクオリティに仕上げているイベントは中々ありません。
プロジェクションマッピング動画
高さ15m、横22mの雪像に投影されたプロジェクションマッピングです。
右が初音ミクで、左が戸山香澄(スマホゲーム:バンドリ!のキャラ)のコラボ作品になります。
デコボコした造形へのプロジェクションマッピングは難しいはずなんですが、キレイに投影されていて作った人の気合が伝わってきました。
ジャンプ台
雪まつりの期間中は、普段は平らな公園にジャンプ台まで作られます。
夜のイベントになると、選手たちが色んな技を見せてくれます。
市民ボランティも参加
毎年80〜100基ぐらいの市民雪像が作られます。
当選倍率5〜6倍を突破しただけあって、どれもクオリティが高いです。
その年に話題になった人をモデルにした雪像を多く見かけました。
これはテニスの世界ランクで1位になった、大阪なおみ選手ですね。
かと思えば、自分の作りたいものを作っている人もいるようです。
チョイスが渋い。
かなり細部にこだわった作品もあります。
ちょっと雪が積もったりしていて残念でした。
国際コンクールも実施
1974年からは、国際コンクールも実施されています。
10ヵ国ほどが参加して、その年の優秀作品が選ばれます。
さすがに各国を代表するだけあって、クオリティは頭一つ抜けています。
これはマカオの作品で、順位は2位でした。
マカオって暑い地域で、雪はほとんど降らないはずだけど、どこで練習してるんだろうか。
初音ミクの生まれ故郷
バーチャルアイドルとして有名な「初音ミク」の開発元(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社)は、北海道の企業です。
そのため、北海道を応援する「雪ミク(SNOW MIKU)」というキャラクターを創って、毎年さっぽろ雪まつりを盛り上げています。
コラボグッズも販売していて、「雪ミク10周年記念限定コラボ!」の言葉に惹かれて買ったWAONカードです。
後から考えると、WAONは既にクレジットカード付きのものを持っていたので、これは引き出しに眠っています。
勢いって怖い。
すすきの会場もあり
すすきの会場では、氷像が展示されています。
でも、正直あんまりキレイじゃありません。
氷ブロックの境目がハッキリ見えますし、周りのネオンで見づらさに拍車がかかっています。(関係者の方には申し訳ないですが)
せめて氷像の後ろに壁でも入れれば、見栄えが全然違ってきそうですが・・・。
色々と惜しい会場です。
もう一つの「つどーむ会場」は、滑り台などがメインで家族で遊ぶような場所なので、無理に行かなくていいかなと思います。遠いし。
雪まつりの注意事項
参加するときの注意事項を4つほど紹介します。
1.開催直後に行く
開催期間は10日間ほどですが、なるべく早くに行きましょう。
理由は雪像が溶けたり、雪が積もったりするからです。
特に市民が制作した小さい雪像は、開催期間の後半になると形が崩れているものもあります。
2.なるべく夜に行く
期間中はいつでも雪像を見ることができますが、夜の方が陰影がハッキリするのでカッコいいです。
同じ雪像でも、けっこう印象が変わると思います。
時間が無い人は、昼は市内観光して夜に訪れましょう。
3.服装について
真冬の北海道なので、言うまでもなくメチャクチャ寒いです。
ハトも風の来ないところで、団子になるレベル。
特に夜は冷え込むので、考える限りの防寒対策をしましょう。
僕が訪れた2019年は、最高気温がマイナス11℃とかいう意味不明の日もありました。
僕は目以外を覆う不審者スタイルで参加しましたが、そんな人も多いので大丈夫でした。
札幌は地下道が発達していて、雪まつりの会場のどこからでも避難できるので助かります。
札幌駅〜すすきの駅(1.5kmぐらい)は地下道でつながっています。
あと、靴に付けるトゲトゲも準備しましたが、僕は使いませんでした。
基本的な雪道のルールを守れば、アウトドア用の靴で十分かなと思います。
(なるべく歩幅を小さくする。立ち止まりや振り向き時に注意するとか)
靴底がツルツルのものしか持ってない人は、冬用のブーツを買うか、フィギュアスケートを習っておきましょう。
4.ホテル代が高い
雪まつりの開催期間中は、ホテルの値段が跳ね上がります。
良心的な値段のホテルはすぐに埋まりますので、最低でも半年以上前から予約した方が良いです。
なるべく会場から離れたホテルにするのも作戦の一つです。
地下鉄の「南北線」か「大通線」沿いの宿にすれば、会場へアクセスしやすく、費用も抑えられるかなと思います。
近くの観光地
さっぽろ雪まつりと、合わせて行きやすい観光地を紹介します。
さっぽろテレビ塔
会場の大通公園には、さっぽろテレビ塔があります。
展望台もあるので、時間があれば訪れましょう。
時間帯はやはり夜がオススメです。
ライトアップされた雪像たちを上から見ることができます。
僕が行った時は、展望台からの階段くだりを実施していました。
もちろん参加です。
展望台自体がそこまで高くないので、寒さはあまり地上と変わりませんでした。
もしくは寒さで麻痺しています。
降りる途中には、こんな風に写真用の小さな穴が空いている箇所があります。
ガラス越しでなく、キレイな写真を撮りたい人にいいかも知れません。
札幌市資料館
雪まつりの会場の端には、洋風な外観の「札幌市資料館」があります。
1926年に建設された札幌控訴院(今だと高等裁判所)の建物を流用しています。
フィクションだと、悪天候で外部と連絡が取れなくなって、事件に巻き込まれそうな外観をしていますね。
えぞっこ パセオ店の「バターコーンラーメン」
雪まつり期間中は、飲食店も普段より混んでいます。
そこそこ空いていて、美味しかった店を紹介しておきます。
札幌駅直結の「えぞっこ パセオ店」です。
名物はバターコーンラーメンで、「コーンはともかく、バターって合うのか?」と思ってましたが、相性バッチリでした。
コーンを残さず食べるためだけのスプーンも付いてきます。
こんなの初めて見た。
駅近なのにそんなに混んでなくて、美味しいのでオススメです。
(個人的には、並んで食べた有名店より上)
きのとや(KINOTOYA)のチーズタルト
北海道に来たら、きのとや(KINOTOYA)のチーズタルトは食べておきましょう。
最近、全国的にチーズタルトの店が増えたような気もしますが、この「きのとや」は北海道でしか買えません。
札幌市内はもちろん、新千歳空港にも店舗があって、1つからでも買えますので食べておきましょう。
アクセス
札幌駅からメイン会場の大通公園までは、地下鉄で1駅です。
でも、札幌駅から地下街を900mほど進めば会場に着きますので、体感的には歩いた方が早いです。
最後に
さっぽろ雪まつりは、開催期間が短いので中々参加できませんでしたが、行って大正解でした。
雪まつりの開催期間中は、他の地域でもイベントが目白押しで、雪国の魅力を存分に味わえるので、ぜひ一度は訪れてみてください。
雪まつりと同時期のおすすめイベント
北海道千歳市で毎年1月下旬〜2月上旬に開催される氷の祭典です。幻想的な美しさは必見。 続きを見る 小樽市で毎年2月に開催される「雪あかりの路」を紹介します。市民の手で作られた、ほっこりするイベントです。 続きを見る氷濤まつり|幻想的な世界を作り出す氷の祭典(北海道) ★★★
小樽 雪あかりの路|街全体が優しい光に包まれる日(北海道) ★★☆