ルーブル彫刻美術館|ルーブル唯一の公式姉妹館( 三重) ☆☆

ルーブル彫刻美術館の外観

記事の要約

・どうみてもB級スポットだが、まさかのルーブル美術館公式の姉妹館

・本物から型取りされた作品群

・意外と最寄駅からのアクセスは良好

ルーブル彫刻美術館とは

ルーブル彫刻美術館の内部

ルーブル彫刻美術館は、三重県の山奥にある美術館です。

外観からは想像出来ませんが、ルーブル美術館の全面協力で建設された世界唯一の公式姉妹館になります。

しかもルーブル美術館の作品だけに限らず、オリジナルの作品も展示されています。

そのため「サモトラケのニケ」のすぐ後ろに千手観音像が置いてあったり、本家のルーブル美術館ではありえない組み合わせを楽しむことが出来ます。

 

建設の経緯

ルーブル彫刻美術館のミロのビーナス

昭和40年代に初代館長の竹川勇次郎が、ルーブル美術館で「ミロのビーナス」を鑑賞したのが始まりです。

「なんとか日本で、ミロのビーナスを公開したい」という思いから交渉を重ねて、ようやく本物の彫刻から型取りをする許可を得ることに成功します。

型取りが許されたのは世界初であり、ルーブルの姉妹館が建設されるのも初めてのことでした。

 

ルーブル彫刻美術館の見どころ

ルーブル彫刻美術館の外観

まず特徴的なのは、その外観です。

三重県を近鉄「榊原温泉口駅」から見える光景ですが、どう見てもB級スポットにしか見えません。

誰がこの建物をルーブル美術館の公式姉妹館だと思うでしょうか?

ルーブル彫刻美術館の外観

像の大きさもさることながら、自由の女神が一気にB級スポット感を加速させているように思います。

自由の女神はアメリカ独立100周年のときにフランスから送られたものなので、一応はルーブル美術館があるフランスゆかりの作品になります。

ちなみに反対側に、もう1セット同じ像が並んでいます。

 

モーゼ(作:ミケランジェロ)

ルーブル彫刻美術館のモーゼ(作:ミケランジェロ)

入り口では早速、ミケランジェロの「モーゼ」がお出迎えです。

玄関に置いてある作品なのに、いきなりルーブル美術館じゃなくて、ローマのサンピエトロ・イン・ヴィリンコリ聖堂の作品ですが気にしてはいけません。

 

ツタンカーメンとサモトラケのニケと千手観音と自由の女神

ルーブル彫刻美術館のツタンカーメンとサモトラケのニケと千手観音と自由の女神

中に入ると、もうアクセル全開です。

どこから説明していいのか検討がつきません。

有名作品ばかりなので、オリジナルである千手観音にだけ触れておくと、ちゃんと手が千本ある珍しい千手観音になります。

通常は42本とかで千手観音と言い張ります。(仏教では迷える世界を25種に分けて考えるので、「合掌している2本以外の40本の手がそれぞれ25種の世界を救う=40本 x 25種で千手観音」という言い訳で制作工程を省いています)

 

ハンムラビ法典

ルーブル彫刻美術館のハンムラビ法典

「目には目を、歯には歯を」の言葉で知られるハンムラビ法典です。

高さが2mぐらいあるので、写真の下が見切れています。
教科書だと王様が描かれている部分しか載っていないことも多いので、「こんなに長いの?」と思う人もいるかもしれません。

ハンムラビ法典が世界最古の法典だと思っていましたが、調べると古さは4番目で、世界最古は同じシュメール人が作った「ウル・ナンム法典」みたいです。

 

ミロのビーナス

ルーブル彫刻美術館のミロのビーナス

説明不要のギリシャ彫刻の傑作です。

本物のミロのビーナスがフランス国外に出たのは一度のみで、なんと1964年の日本展だけになります。

東京オリンピックの開催年で、日本政府が交渉して何とか東京の国立西洋美術館で展示されました。

おそらく本物は日本では二度と見れないと思いますが、ほぼ本物のこちらはいつでも観賞出来ます。

 

ナポレオンのデスマスク

ルーブル彫刻美術館のナポレオンのデスマスク

死亡直後に取った顔型をデスマスクと言います。

日本人のデスマスクだと夏目漱石が有名ですが、これはナポレオンの死後2日目に取られたものになります。

ナポレオンは晩年は小太りだったと言われていますが、死後のせいかそこまで太っているようには見えません。

死後200年経っているのに、はるか遠い異国の地でナポレオンの顔が見れると思うと感慨深いものがあります。

 

ロゼッタ・ストーン

ルーブル彫刻美術館のロゼッタストーン

大英博物館からは、ロゼッタ・ストーンが参戦です。

ナポレオンがエジプト遠征したときに発見し、古代エジプト文字(ヒエログリフ)の解読のきっかけになった石碑です。

なんでフランス人のナポレオンが見つけたのに現在はイギリスにあるかというと、ナポレオンがエジプトから帰ったあとにイギリス軍の攻撃があって奪われたからです。

 

東洋の踊り子(作:シュヴァイニ)

ルーブル彫刻美術館のロゼッタストーン

展示されていた作品の中で、個人的には一番惹かれた作品です。

ブロンズなのに何故か生命力のようなものを感じます。

人体と無機物の作り分けが際立つブロンズ作品です。

 

ルイス島のチェス駒

ルーブル彫刻美術館のルイス島のチェス駒

ハリーポッターでも使用されて、たびたび話題になる「ルイス島のチェス駒」です。

セイウチの牙で作られた立派な彫刻です。

 

アモールとプシケ(作:オッティン)

ルーブル彫刻美術館のアモールとプシケ(作:オッティン)

ざっくり説明すると、美しすぎて神様にいじめられていた人間のプシケが、ずっと影から支えてきたアモール(英語名:キューピッド)のキスで目覚めるシーンです。

キスで目覚める物語の元祖の一つで、某ディ○ニー作品のモデルにもなったと言われているストーリーです。

 

円盤投げ像(作:ミュロン)

ルーブル彫刻美術館の円盤投げ像(作:ミュロン)

オリンピックでもよく使われるイメージの円盤投げの像です。

大英博物館にも同じようなポーズの有名な像がありますが、作者は同じミュロンです

 

大観音寺

大観音寺の外観

ルーブル彫刻美術館の前には、「大観音寺」というお寺があります。

ルーブル彫刻美術館に負けず劣らずのクセが強い施設ですが、どうせなら一緒に訪れましょう。

大観音寺の猫のオーケストラ

少しだけですが紹介しておきます。

大観音寺の入り口付近には猫のオーケストラが展示されていますが、理由は不明です。

大観音寺の観音像

大きい観音様もいらっしゃいます。

大観音寺の河童

なぜかカッパも出迎えてくれます。

 

所要時間

ルーブル彫刻美術館のモナリザ

そんなに広い美術館ではないので、ざっと回ると30分ぐらい。

じっくり見ながら進むと60分ぐらいかなと思います。

お寺も回るのなら、合計2時間は見ておきたいところです。

 

営業時間と入館料

大観音寺のやるきだるま
営業時間9:30~17:00(最終入場16:30) 
定休日年中無休
入館料大人1500円、65歳以上・学生1000円、中学生以下800円
公式ホームページ開館時間・料金(最新情報を確認下さい)

そこそこの値段がしますが、下記のクーポンページを見せると200円割引になります。
フェイスブックに登録していると、さらにボールペンまで貰えます。

クーポンページ

大観音寺(通常800円)とセットなら合計2000円になります。

 

アクセス

ルーブル彫刻美術館の駐車場
住所〒515-2621 三重県津市白山町佐田東谷1957
電話番号059-262-1111
電車近鉄 榊原温泉口駅から徒歩5分
駐車台数約80台
駐車料金無料
公式サイト交通アクセス(最新情報を確認下さい)

最寄の榊原温泉口駅からは歩いてすぐです。

駐車場も広いので、何でアクセスしても大丈夫です。

 

地図

最後に

ルーブル彫刻美術館の内部

ルーブル彫刻美術館は、日本でもルーブルの彫刻作品群が見れる唯一の施設です

ルーブルの技術陣が総力を上げて作っているので、正直レプリカでも本物との違いがあまり分からないです。
(絵画ならコピーはたいてい平坦な絵になってしまうので分かりやすいですが、彫刻は分からん・・・)

本物と違って作品との距離も超近いので、美術好きは是非訪れるようにしましょう。

 

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