こんな人にオススメ
・お菓子やパンが好きだ
・パンのワールドカップを見たい
モバックショー(MOBAC SHOW)とは
モバックショーは2年に1度開催される、パン・お菓子業界の展覧会です。
関係者以外もウェルカムなイベントで、業界の最先端技術のお披露目や、パンのあらゆる技術を競う大会などが開催されます。
今回は、あまり一般には知られていない、モバックショーの魅力を紹介していきます。
MOBAC SHOW
正式名称は、「MACHINERY, MATERIALS, MARKETING OF BAKERY AND CONFECTIONERY SHOW」で、その頭文字を取ってMOBACです。
(Mは1つにまとめていますね。)
訳すと、「パンとお菓子の、機械・材料・マーケティングに関する展覧会」といったところでしょうか。
モバックショー2021の開催日程
開催日程
【日時】2021年3月9日(木)〜3月12日(金) 10:00〜17:00
【場所】インテックス大阪
東京と大阪で交互に開催していて、2021年は大阪での開催となります。
いつもは土曜日も日程に入っていますが、今回はコロナのせいか平日だけの開催です。
なので僕は行けません。くやしい。
おいしいパンやお菓子が食べられる
モバックショーのメインは、パンやお菓子を作る機械の展示です。
各メーカが、自分のブースで試食を出しているんですが、これがまたメッチャ美味い。
「その辺の有名パン屋より上じゃないか?」ってレベルのパンもあったりします。
考えてみれば、「我が社の機械や材料を使うと、こんなにおいしいものが作れますよ!」と宣伝する場所で、マズイものを配っていたら死活問題ですよね。
なので、各社の商品開発部のエースが投入されているはずです。
ちなみに僕は、モバックショーで美味しすぎるレーズンパンを食べて、レーズン嫌いが直りました。
パンのワールドカップも開催
パンの世界には「クープ・デュ・モンド」という、4年に一度開催されるパンのワールドカップがあります。
「パン部門」「ヴィエノワズリー(クロワッサンやデニッシュ系)部門」「飾りパン部門」の3つに分かれていて、モバックショーでは日本代表を決める選考会が実施されます。
僕が行ったのは、飾りパン部門の日でした。
優勝作品(作:勝海 遥平)
なにやらアーティスティックなパンです。(テーマは新体操かな?)
パンを焼く技術的なことは詳しくないですが、全てを計算した上でないと、この緻密な表現は無理だと思います。
たぶん陶芸と一緒で、パンを焼くと色も大きさも変わるはずですから。
ちなみにこのパンを作った方が日本予選で優勝して、世界大会で準優勝されました。
↓そのときの作品がスゴイので、見てください。
馬のパン(作:澤田 淳一)
この馬の作品もスゴかったです。
このパンを作られた方は、2019年に独立されて名古屋に店を出されたようです。
絶対そのうち行きます。
入場料と入場方法(予約が必須)
入場料は無料ですが、ネットで事前予約が必要です。
会社名とかは「ナシ」で登録できます。
アクセス
大阪駅から40分ぐらいで、最寄り駅の「中ふ頭駅」に着きます。
駅からはインテックス大阪までは、徒歩5分ぐらいです。
最後に
モバックショーは、知名度は高くないかも知れませんが、パンやお菓子に対する理解が深まる素晴らしい展覧会です。
こういう産業系の展覧会は「一般客お断り」のところも多いですが、モバックショーはウェルカムで、なんなら家族連れも多く見かけました。
メカが好きな人は、普段見れないパンやお菓子を焼く機械の仕組みなども分かるのでより楽しめます。
次に大阪で開催されるのは4年後になるので、ぜひ一度足を運んでみてください。
(ただし、今年はコロナで試食がどうなることやら・・・。袋詰めで渡して「家で食べてください」とかかな?)